TAYTAの作品ができるまで
まず、作品の対象となる建築物や乗り物などが決められます。これらは、TAYTAのデザイナーのアイデアから生まれることもあれば、お客様やパートナーから提案されることもあります。
対象物が決定されると、Tuan Anh氏（以下「アンさん」と記載）を中心としたTAYTAのデザイナーの出番になります。対象物に関する映像その他の情報を集め、スケッチをしたり、技術的な図面に落とし込んだりといった作業が行われます。技術的に組付け可能な構造を意識しつつ、実際の対象物と同じような作品に仕上がるよう、図面を細かく修正しながらバランスを取っていきます。
次のステップは、部品を手作業で切り取り、組み立てて試作品を作ります。この段階で実際の対象物を表現できているかを確認し、細部を修正していきます。デザインが完成すると、製品をレーザー切断して、より高度で完成品に近い素材を制作します。
品質へのこだわり
紙質
社長であり建築デザイナーでもあるアンさんは、もともと日本の3D切り紙技術に対して強い憧れを持っていました。そこで、個人的に切り紙技術を研究し、お土産用の模型作品を作るようになりました。より精巧で洗練された美しい作品となるよう、日々品質を追求しつづけました。
また、カードを開くとき、ポップアップの3D模型がしっかりあるべき形を保てるよう、適切な強度と柔軟性を併せ持つ特別な紙を、ベトナム各地を回って探しまわりました。建築家として稼いだお金はすべて紙素材の選定と試作の日々で使い、最終的に3D模型に最適な素材にたどり着くことができました。
繊細な組み合わせ
「本物に見えるだけでなく、魂のこもった作品を作りたい。」とアンさんは考えています。
3D模型のカバー内側部分には、建物の特徴や歴史を紹介する詳細や、3D模型のリアリティを引き立たせる周辺の様子が描かれています。カバーを折りたたむと、3D模型の細部もカバーの内側に優しく引き込まれます。カバーを再び開くと、3次元の建築物などの3Dモデルが再び繊細な姿で出現します。細部まで計算しつくされた、精巧な民芸品のような出来栄えをぜひご堪能ください。
TAYTAの3Dポップアップ作品
TAYTAは、コンパクトで平均重量がわずか数百グラムという軽量の商品をデザインし、製造しています。一般的な商品の最大サイズは30cm x 18cm であり、最小サイズは20cm x 15cm です。全ての商品は2つ折りの一枚のカード（本のカバーのようなもの）に収められる構造となっています。また、一部の商品では、3Dポップアップ部分をカードから取り外し、ライトボックスなどに取り付けて飾ることができます。3Dポップアップ模型が取り付けられたライトボックスは、アートランプや夜間照明などの照明ランプの代わりとして、リビングルームや寝室、車の中などに飾って頂けます。切り紙で作られた3Dポップアップ模型とライトボックスが織りなす、幻想的で暖かな空間演出をお楽しみいただけます。
またTAYTAは、カートン紙やキャンソン紙など、再生紙を中心とした環境に優しい素材の使用を優先しています。これらの紙は、耐久性も高く、耐湿性にも優れています。
TAYTA の商品は、家族や恋人、友人へのギフトや、さまざまなイベントでの記念品として適しています。また、ご要望に合わせて、建築物や商品、キャラクター、ブランドロゴといったオリジナル3D 模型をカスタマイズデザインで制作致します。素晴らしいメッセージと共にイメージを想起させられる3D模型は、贈る相手に対して強いインパクトを与えられる、貴重なプレゼントとなります。