創業者のご紹介
氏名: | Le Ngoc Tuan Anh |
生年: | 1989年 |
出身地: | フエ、ベトナム |
略歴: | |
2011 | フエ科学大学 建築科 卒業 |
2011 ~2014 | ベトナム各地で建築家として活動 |
2015 | 親友へのプレゼントとして、初めて折りたたみ紙作品を制作(教会模型) |
2016 | フエで開催された「創造的なスタートアップコンテスト 2016」で最優秀賞受賞 |
同年 | フエに「TAYTA SMART ART ONE MEMBER Co., Ltd.(TAYTA社)」設立 |
2018 | 本社をベトナム・ホーチミン市に移転、事業展開を加速 |
3D折りたたみ紙作品制作をはじめたきっかけ
Tuan Anh氏(以下「アンさん」と記載)は、親友がイタリアに移住することを知って、何か特別なプレゼントを贈りたいと思い立ちました。キリスト教徒でもある友人が、自分たちのふるさとの町・フエにある、思い出の教会を思い出せるよう、フエの「Redemptorist Church」をモデルとした模型をつくることにしました。
アンさんは、建築デザイナーという知識と経験をベースに、日本の3D切り紙技術を活用して3Dポップアップによる模型を製作できないかと考えました。そこで、日本の切り紙技術の研究から始め、適切な紙素材の探索、対象となる建物の調査・測定、設計図の作成と度重なる修正作業、精密なレーザーカット手法を取り入れた作品の制作など、全く新しいアプローチにゼロから取り組みました。
アンさんのお父さんは大工でした。アンさんは物心がついたころからお父さんの工房に出入りし、小さな木彫りの動物を創って遊んでいました。じっと対象物と向き合い、細かいところまでこだわって作りこむ。そんな作品に対する基本姿勢は、子供のころからの体験に裏付けられているのかもしれません。
こうして、アンさんにとって最初となる3Dポップアップ模型作品は、完成まで6か月を要して完成しました。友人へのプレゼントとして制作されたこの作品は、結果的に、芸術作品としても、また民芸品としても周囲から非常に高い評価を受けました。
記念すべきアンさんにとっての最初の作品
実際の「Redemptorist Church(フエ市)」
観光客は、地域の特産品を贈り物(お土産)として購入することがよくあります。 建築物は、各観光地を代表するものであることが多く、題材としてお土産に適しています。 しかしながら、かさばる贈り物は、持ち運んだり贈ったり、またもらった側が飾ったりしまったりする際に、しばしば問題になってしまいます。
そこで、アンさんは、自らが生まれたフエ市のさまざまな建築作品を、3Dポップアップ模型の形で多くの人に知り、親しんでもらう新規事業を考案しました。建築物を小さく折り畳み、またいつでも広げて、時にはカバーから取り外して飾ることができる、新しい商材を開発・販売する会社。これがTAYTA社のはじまりです。
今ではベトナム国内はもちろん、その商品は欧米でも高い評価を受けています。TayTa Japanでは、そんなTAYTAのこだわりの作品を日本の皆様にも親しんで頂きたいと考えています。TAYTAのオリジナル商品はもちろん、日本の皆様の感性に合うような日本独自の商材開発も進めてまいります。